佐奈: どうしたの?」
如月:   「ああ、陽鞠が腹を空かせてるんだ」
陽鞠: 「サナ、お腹空いたよ~」
佐奈: 「はいはい。ちゃんと準備してるわよ」
陽鞠: 「にゃっ! お菓子だー!!」
  細長い棒状のクッキーにチョコレートで包んだお菓子を、佐奈は陽鞠に与えた。
陽鞠: 「はむっ、はむっ、はむっ……」
陽鞠: 「ん~~~! おいち~! パキって折れるときの音がいいよね~」
佐奈: 「いい音を鳴らしたくなるわよね」
陽鞠: 「んっ!」
    陽鞠がお菓子をかじって、パキッと音を鳴らした。
    確かにいい音だ。
陽鞠: 「えへへ~。いい音~! もう一回」
    再びパキッと音を鳴らした。
佐奈: 「ああ、ひーちゃん、かわいい……。お菓子を食べてる姿がたまらない。鼻血ものよ」
如月:   「……そ、そこまでか」
佐奈: 「きーちゃんは鼻血が出そうにならないの?」
如月:   「なるわけないだろ」
佐奈: 「きーちゃんの美的センスは理解しかねるわ」
如月:   「……その言葉はそっくりそのままお返しする」