陽鞠: 「お待たせしました~! ダージリンティです」
常連の奥様: 「あら。早かったわね」
    陽鞠がティーカップをテーブルに置く。
常連の奥様: 「いつも思うのだけど、いい香りね」
陽鞠: 「ロイヤルワラントって言ってましたよ」
常連の奥様: 「ろ、ろいある……って何かしら?」
陽鞠: 「英国王室御用達って意味だそうです」
常連の奥様: 「英国っていうのはイギリスかしら?」
陽鞠: 「はい、オーナーがそう言ってました。イギリス王室の方々が飲んでいる紅茶と同じモノだそうですよ」
常連の奥様: 「それって、なんか凄いじゃない!」
陽鞠: 「はい! わたしも凄いなって思います!」
常連の奥様: 「私は凄いってことしかわらないのだけど。ふふっ」
陽鞠: 「……実はわたしもです。今のはオーナーが教えてくれたことをお話ししただけなんです」
常連の奥様: 「まあ。陽鞠ちゃんも難しいことはわからないわよね」
陽鞠: 「難しいことは苦手です。でも、この紅茶がすっっっごく美味しいってことはわかります!」
常連の奥様: 「そうよね。美味しいわよね」
陽鞠: 「休憩の時、手が空いていたら店長が淹れてくれるんですよ」
常連の奥様: 「イケメン店長が!? ちょっと羨ましいわ……」
陽鞠: 「あははっ。店長、かっこいいですよね」
常連の奥様: 「アルバイトの如月くんもカッコイイわよね」
陽鞠: 「……実はイケメン揃いですよね、うちのお店」
    何を話してるんだ、全く。
常連の奥様: 「それを目当てに来ている女の人も多いと思うわ。私は女の子、目当てだけど」
陽鞠: 「ちょっぴり恥ずかしいですけど、嬉しいです。えへへ」
常連の奥様: 「今日もがんばってね」
陽鞠: 「はいっ、がんばります!」